宝福寺 臨済宗東福寺派

今からおよそ540年ほど前に、雪舟が12歳でこの寺に入門し修行した際、絵ばかり書いて修行を怠った。
住職がいましめのために本堂の柱に縛りつけたところ、落ちる涙で板敷きにねずみの絵を描いた。
そのねずみが生きているように見えたので、住職はすっかり感心して、絵の修行を許したという、伝説で有名な寺です。
伝説といえば、「仏殿天井の巨大竜が毎夜抜け出て池の水を飲み、人々を怖がらせた。
そこで、竜の目にくぎをさして動きだすのを止めた。」という話も残っています。

三重塔は室町時代の建築様式で、繊細であでやかな建物。
近年、解体修理を終えたので色彩がはっきりとして、いっそう美しさを引き立たせている。
三門、仏殿、本堂、禅堂、禅宗様の七堂伽藍などがまとまりよく配されていました。

住職さんの話も面白く、良い話であった。


朱色が鮮やかであった
静かな境内 ユーモアたっぷり、住職さんの説法
雪舟が描いたというねずみ。
そんなことないか!
本堂にあった絵 きれいな箒目

     トップページに戻る

inserted by FC2 system