89号  3月1日

学年末考査も終わりました。3月18日の終業式まであと4日となりましたが、無事みんなが進級できるか心配でなりません。

さて、3月には三月三日に女の子のいる家で、雛人形やその調度類をかざり、白酒・菱餅・桃の花などを供えてまつる行事「ひなまつり」があります。

女の子の幸福を祈るために行われるもので、我が家での娘が家にいる時には飾っていましたが、二人とも家を出てしまったのでその後は飾ることもなくなりました。

三月五日は、「啓蟄(けいちつ)」(「ちつ」は「蟄(ちゅう)」の慣用読み)と言って、冬ごもりの虫が地中からはい出る日になっています。

三月二十日は、春分の日で国民の祝日となります。(春休み中なので、みなさんには関係がありません)

この日は、「春の彼岸」とも言われています。太陽が南から北側へ天の赤道を横切る日で、昼夜はほぼ同時間となります。

これからは、だんだんと昼間が長くなってくるのです。

連絡事項(すでに、SHRなどで何回も伝えていますが、確認のために再度伝えます)

・ 教室内の荷物は、すべて家に持ち帰って下さい。終業式後に残っている荷物は、焼却処分します。

・ 3年生用の身分証明書を渡していますが、写真を貼って早く提出して下さい。
  終業式までに持ってこない人は、春休みに持ってきてもらうようになります。

・ 各教科の課題や提出物を18日までに必ず済ませておきなさい。

・ 三者懇談会は、今回は実施いたしません。
  しかし、単位不認定をとった人は、今後のことを相談しますので、三者懇談会を行います。日時などは、個別に相談いたします。

ことわざ

  犬も歩けば棒に当たる

  江戸時代の「いろはカルタ」の第一句が、「犬も歩けば棒に当たる」です。

 大阪では、「一寸先は闇」だったそうです。(関東と関西の違いがおもしろい)

さて、この「犬も歩けば棒に当たる」の意味は、良いことなのか?悪いことなのか?

このことわざの意味は、時代によって解釈が変わってきているようです。

 はじめは、犬でもフラフラとあちこちに歩き回ると人間の振り回す棒に当たってたたかれる。

 人間も、でしゃばってあちこちに首をつっこむと思いもかけない災難にあいかねないから気をつけよう!という意味だったそうです。

それが現在では、じっとして家の中にくすぶっているばかりだと良いこともないが、ちょっと積極的に出かけていけば、思いもかけない幸運に会うかもしれない。

 何もせずにじっとしているより、なんでもいいからやって見ろ!という意味で使われるようになりました。

よけいなことをしないで黙って生きていくほうが幸せという過去の考え方から、積極的に行動したほうが幸せになるという現代的な考え方に日本人も変わってきたようです。

  枯れ木も山の賑(にぎ)わい

 「木下君と渡辺さんの婚約パーティーには、友人たちばかりでなく恩師や先輩方も多数出席して、“枯れ木に花のにぎわい”だった」という言い方には、2つのミスを犯しています。

そもそも「枯れ木に花のにぎわい」という言葉はない。

 「にぎわい」ということを言いたいのなら、「枯れ木も花のにぎわい」が正解です。正しい使い方、解釈を身につけて下さい。

 これは、枯れ木でも山の景色をにぎやかにするのに役立つという意味から、「つまらないものでも、ないよりはまし」というときに使うことわざなのです。

 恩師に向かって「先生が来て下さって、枯れ木も花のにぎわいですよ」などといったら、短気な先生ならそのまま席を立って帰られます。

 「枯れ木も花のにぎわい」は、自分を謙遜していう言葉なのです。間違っても他人に対して、ましてや目上の人には使わないように。

補足: 「枯れ木に花が咲く」という言葉もあります。これは、衰えたものが再び栄えることや、ありえないことが実現する意味で使います。

  情けは人の為ならず

 「“情けは人のためならず”って言うだろう。だからオレは心を鬼にして手助けはしないよ。悪いなあ、オレもつらいんだよ。でも自分のためだと思ってがんばってくれよ。」

 などと、トンチンカンなお説教をしている人がいますが、それは間違いです。
人のために何かをするなんて嫌なことと、自分の度量が狭いのを、ことわざのせいにしてはいけません。

正しい解釈は、「人に情けをかけておけば、その人のためというより、きっといつかめぐりめぐって自分によい報いをもたらせてくれる」という意味なのです。

 といっても、最初からお返しを期待してはいけません。人に親切にするのは、たんに自分がそうしたいからすべきことなのです。
 自分が幸せになるためには、周りの人も幸せになってほしいというのは、誰もが持っている感情です。

落ち込んでいる友人に話し掛ける、休んだ友達にノートを見せてあげるなど、自分ができることを相手に負担にならない程度にさりげなくするのが、本当の親切、本当の友情ではないだろうか。



90号  3月2日

昨日卒業式があり、174名の生徒が学校を巣立っていきました。
厳しい経済状況の中、これから大変だと思いますが、元気にがんばってくれるものと思っております。
1年生もすぐに2年生になります。クラスの掲示板に、「1日は長い、一生は短い」と私が書いていますが、つくづく最近そのように思うようになりました。

さて、あなたは「春の小川は、さらさら行くよ‥‥」という唱歌があるのを知っていますか。小川は「さらさら」流れる。
普通そう思っているのですが、兵庫県の山あいの小学生は次のように詩に書きました。

さら さるる ぴる ぽる どびん ぽん ぽちゃん

      川は いろいろなことを しゃべりながら 流れてゆく

            音は どこまで 流れて いくんだろう

この詩を、ある出版社が国語の教科書に載せたところ、文部省の検定でストップがかけられました。
理由は、『川は「さらさら」流れるのが基本の定型で、「ぴる ぽる ‥‥」は、特殊な個人的な擬音語であり、共通語たりえない。』ということだったそうです。
いろいろな考え方があって良いと思うのですが、どう思いますか。

今年の卒業式では「日の丸・君が代」問題で、広島県は揺れ動きました。
幸いに本校では別に混乱もなく良かったと思います。
県教委からの命令で、やらざるを得なかった校長先生の立場も理解できますが、「卒業式の主役は、生徒である」ことを思うと、残念です。

 いよいよ今年は就職試験の年になりました。就職問題集を購入した人は、しっかりと勉強して下さい。
どのような試験問題が出題されるのかわからないと思いますので、過去の問題をこれから載せていきたいと思います。
(解答は、ありません。わからない時には、教科の先生に聞いて下さい。)

まず最初に、三菱重工業三原製作所の問題を考えてみて下さい。

O 今年43歳の父と7歳、5歳の子供がいる。子供の年齢の和が父の年齢と同じになるのは何年後か

O 電線を3回まくと290cmあまり、5回まくと24cmたりなくなる電線は何cmか

O 計算問題(分数,方程式,不等式,√の計算)

O 四字熟語の意味(呉越同船  ,我田引水  ,異口同音  ,竜頭蛇尾)

O 漢字の読み書き(老舗  ,日和  ,シュウカン  ,ツイキュウ)

O 本の作者名(小説神骨随  ,伊豆の踊子  ,暗夜行路  ,学問のすすめ)

O 英語(発音問題  同じ発音はどれか、 単語を正しく並び替えよ)

O         図形問題(三角形に外接する円の一部分の面積等を求める)

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