81号  12月21日

2000年は辰年。12の干支(えと)の中で、竜は唯一実存しない生き物です。
ヘビのように長いボディの表面は魚のようなウロコにおおわれ、頭には鹿のような角があります。
顔つきはラクダともワニともつかず、赤い目はウサギ、手のひらはトラ、そしてタカのような鋭いつめを持っています。

竜は、アジア、ヨーロッパ、南米、オーストラリアなど地球上のさまざまなエリアにドラゴン伝説は広く分布し、性質や姿などに多くの共通点があります。
つまり、竜は日本や中国の専売ではないと言うことです。人は皆、同じような夢を見ると言うことなのでしょう。

さて、東洋の竜は雲を湧かせ、風や竜巻を起こし、雨を降らせる力を持っています。
そのため稲作を生業(なりわい)としてきた日本では、竜は昔からとても重要な存在であり、信仰の対象となっていました。
竜神(りゅうじん)、竜王(りゅうおう)、竜宮(りゅうぐう)などと呼ばれ、竜を祭った神社は現在でも各地にあります。

西暦2000年は、そうした雨や水をつかさどる竜年。
もしかしたら、竜の年は降水量が他の年よりも多いのではないか?と、妙な期待を持ってインターネットにアクセスしてみました。
しかし、(これが、予告の表現です)検索できるデータ量が少ない上に、得られたデータも各地でバラバラでした。
すなわち、降水量の多い年もあれば少ない年もあり、結果は期待外れでした。

ともあれ来年竜年は、気象条件に限らず、平穏無事(へいおんぶじ)な年であることを期待したいと思います。

    3学期の始業式は、1月7日(金)です。元気に登校しましょう。

    冬休み中に何か変わったことがありましたら、電話をお願いします。

    冬休は、クリスマスやお正月などあり、友達と遊ぶ機会も多くなると思いますが、「飲酒・喫煙」はゼッタイにしないように!

    アルバイトをする人は、必ず届け出て下さい。

    親に無断で外泊をすることのないように!

    夜遅くまで遊ばないこと。(高校生の9時以降の外出は、補導の対象になります)

三者懇談会の日程を次のように決定しました。

  思いこみをなくそう

  九月の半ばに、進路の関係である会社を訪問した時のことです。
応接室に案内してくれた女性社員から「今日は外の気温はいかがでしたか?」とたずねられました。

  「いや、意外に涼しかったですよ」と答えたのですが、内心〈どうしてそんなことを聞くんだ!〉と不思議に思いました。

  すると彼女は、「そうですか、では温かいお茶をお持ちしましょう。」と美味しいお茶を運んでくれました。

  普通なら「温かいお茶と冷たいお茶とどちらがよろしいですか?」とたずねるのでしょうが、こちらの気持ちをさりげなく聞き出す女性社員の心遣いに感心しました。

  最近では、「自分の気持ちをストレートに表現することが良いことである」と言われていますが、中にはあまりにもストレートにものを言いすぎて相手の感情を害してしまう人もいます。

  相手をさりげなく気遣うのも日本人の長所です。
常に相手の気持ちを察して、配慮する優しさを君たちに持ってもらいたいと思います。
















良い年を迎えて下さい。


82号  1月17日

1月は「イヌル」、2月は「ニゲル」、そして3月は「サル」と言って、この3ヶ月は時間の立つのが早く感じられます。新年を迎えて早くも半月が経過しました。高校生活も残り1年となりました。

HRで話したように、この3学期のがんばりが大切になります。まだ、教科によっては授業中にマンガを読んだり寝たりしている人がいます。「楽あれば苦あり」で、結果は自分に返ってきます。「今やらなければ、いつやるのだ!」

今週の水曜日(19日)に、3年生の「課題研究発表大会」があります。3年生が1年間かけて研究・実験・作成した成果を発表します。4月からは君たちがやるようになるのです。どの研究テーマを選ぶか?よく考えておいて下さい。

 

    学校内でのピアスは禁止です。今日からピアスをしていたら注意では済みません。学校の決まりを守りなさい。

    登校後の「無断外出」も認めません。必要があれば、許可書を書きますので、私のところに来るように!

    1昨年・昨年と盗難事件で頭を痛めましたが、最近貴重品を渡す人がいません。大金を持ってきた時には、必ず私に預けなさい。その他、自分の物の管理をしっかりとして下さい。

    風邪が流行っています。家に帰った時や寝る前にウガイをすることです。そして、「早く寝る」ことです。風邪をひいてしまったら、病院に行きなさい。

    通知票をまだ持ってきていない人がいます。早く出すこと!

 

保護者の皆さまへお願い

    毎日「朝の校門指導」を行っております。2学期にお願いいたしましたが、参加できなかった人が多くおられました。つきましては、1月28日〜2月3日の5日間が我がクラスの担当となっています。忙しいことと思いますが、参加のほどよろしくお願いいたします。

なお、割り当てました日が都合つかない時には、他の日に変更されても構いません。御子息が、「こんでもいい!」と言うかもしれませんが、無視して下さい。

ワープロ検定の申し込み

2月23日(水)に、今年度最後のワープロ検定試験があります。いつも言っていますが、最低でも3級の資格を持って卒業して下さい。進路を決定する願書は、8月末に書きます。それまでに取れる資格は一つでも多く取得しておいて下さい。

申込締切は、今週の水曜日です。

受験料

2級 ――― 2500円            準2級 ――― 2300円     3級 ――― 2000円     問題集代  2級・準2級 ――― 700円

  アイヌ民族について

  2月の16日から北海道への修学旅行です。そこで、今日はアイヌ民族について話します。
まずアイヌ語には文字がありません。(アイヌの人たちは、北海道のことを「アイヌモシリ」(人間が住む静かな大地)と言っていました。)

  しかし、アイヌ民族には神話や昔のいろいろな物語が、早くから語り継がれており今も正確な言葉で残っています。
それが、世界的にも誇ることのできるあのユーカラと呼ばれるです。
アイヌが文字を持たなかったのは、自然の中で平和に暮らしていたからでしょう。もつ必要がなかったのです。

  アイヌの人たちは、雄弁であることが立派な人物であり、記憶力を活かして、会議をして納得のいく合意を大切にしてきたそうです。

さて、私たち日本人は単一民族だと考え勝ちですが、私たちの祖先は中国・朝鮮などアジアの各地方から渡ってきています。
もともとの日本に住んでいた民族と言えばアイヌ民族でしょう。
ところが、アイヌ民族と比べる時に、日本人は自分たちのことを「和人(わじん)」と言います。いわゆる民族の略称です。
しかも、アイヌ民族のことを「旧土人」と呼んだ明治時代の遺物の法律が1997年まで残っていました。

 新しく「アイヌ新法」として成立され、アイヌの人たちの伝統的な社会や文化の振興・普及・啓発をはかり、アイヌの人たちの民族としての誇りが尊重される社会が実現することを目指しています。

北海道の川・山などにアイヌ語が残っています。いくつか例を挙げてみましょう。

札幌

サッポロ

乾いて大きな所

小樽

オタルナイ

砂浜のところの川

釧路

クッテャロ

のど口=沼水の流れ出す口

室蘭

ムルエラン

小さい坂

国後

クンナシリ

黒い島

網走

アパシル

われらが発見した土地

知床

シルエトク

地の突出部

富良野

フラヌ

においを感じる


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