65号 7月盛夏

本日は、暑い中を三者懇談会にご来校いただき感謝申し上げます。1学期の成績が出ましたのでお渡しいたします。

成績がすべてではありませんが、1年後の進路選択の際には3年間の学習成績を中心に、その他として出欠状況・クラブ活動・資格取得・授業中の態度などが問題になります。

今学期、特に担任として気になったことは、授業中にマンガ゙を読む人がいたことと、授業中に机にうつ伏せになって寝ていた人がいたことです。(授業中に、数分間コクリコクリと居眠りをする気持ち良さは、わたしにも多くの経験がありますが、うつ伏せになって寝ることは授業をしている先生に対して失礼です。)

新聞でも報道されているように、今年の就職戦線は、昨年以上の厳しいものがあります。売り手市場から買い手市場に完全に逆転しました。一つでも多く、自分を売り込むための材料を作っておく必要があります。欠席がない。遅刻がない。こんな資格を持っている。クラブを三年間がんばった。掃除を真面目にやる。校則を守る。クラスや生徒会の役員をした。など ‥‥‥‥

今の自分に満足したら、進歩はありません。きみたちには、無限の可能性があるのです。その可能性に向かって、一歩一歩進んで下さい。

成績分布

 

 

 


T

 


U

 

 

 




 

プログラム技術

ハードウェア




10

14

10

11

10

14

10

10

    ○印のところが、あなたの評価です。

   浅い川も深く渡れ

 「あっ、これは簡単そう」とか、「こんなことはお茶の子さいさいよ」などと思ってやることにかぎって失敗する。
そんな経験が誰にもあるのではないだろうか。

 「なんだ、こんなもの」と思った瞬間に、バカにする心が失敗を招くのです。
反対に、「これはむつかしいぞ、心してかからねば」と、最初になみなみならぬ覚悟で臨(のぞ)んだものは、どんな難題であっても案外うまくできるものです。

仕事や勉強だけでなく、人付き合いにいたるまで、見くびったら最後。簡単そうに見えるその裏になにか仕掛けがあるかもしれません。

野球の世界に、「一球入魂」という言葉があります。
ピッチャーは2ストライクを取ると「よし、この打者は討ち取った。」と思い、安心感からヒットを打たれるケースが良くあります。
逆に3ボールから三振になる場合もよくあります。2ストライクの後の一球も2ストライク・3ボールの次のボールも同じなのです。
その時の一球に全力をそそぐことの大切さを「一球入魂」という言葉で表しています。

浅い川も深い川と同じようにじっくりと足を踏みしめないと、足もとをすくわれ、向こう岸につけなくなります。
思わぬ失敗の原因は、たいてい自分の慢心(油断)から起こるものです。


66号  9月1日

   夏休みが終わりました。長いようで、あっという間に過ぎ去った40日…… どんな夏休みであったかは、個人個人で違いますが、元気に始業式に出席したことをうれしく思います。私の夏休みは、夏の高校野球・如水館の応援・初孫を見に車で岐阜へ・卒業生の同窓会へ出席など忙しい休みとなりました。

さて、今日から2学期です。三者懇で個人的な課題・問題点は話しましたが、今年の就職戦線を見ると非常に厳しいものがあります。県内の高校生への求人数は昨年の46%しかありません。(本校はもっと少なくなっていると思います) 来年の夏には、一人一人自分の進路について具体的な答えを出さなければなりません。今の力では入社試験や入学試験を突破することはむつかしいと思います。これからの学校生活で、次のことを必ず守って下さい。

    授業中、話をしない。漫画などを読まない。(こんなことを書かなければいけないとは、情けない!)

    無断欠席・遅刻をしない。

    服装・頭髪などの校則違反をしない。

ワープロ検定のお知らせ

10月13日(水)に、ワープロ検定があります。受験希望者は、お金を添えて申し出て下さい。

受験料  準二級  2300円(問題集 2・準2級 700円)

           三級     2000円(問題集3・4級 600円)

           四級     1500円(               

申し込み期限  9月10日(金)厳守

服装・頭髪、携帯電話について

  服装・頭髪・ピアスなどの指導は、1学期から全校集会・学年集会・HRで繰り返し指導してきました。2学期から違反している生徒には、『直してから登校しなさい』と帰ってもらいます。

次に、今学期から新たに携帯電話(PHSやポケベルも含む)の校内への持ち込みを禁止します。その主な理由は、

@    授業中に呼び出し音が鳴り、授業妨害となっている。

A    携帯電話の使用料を稼ぐためにアルバイトをしたりして、学校生活がおろそかになっている。

B    携帯電話で呼び出されて暴力行為を受けたり、ケンカなどの加勢の連絡に使われている。

C    自分の知らない間に、携帯電話の番号が第三者に知られ、脅迫や金銭(品)強要や嫌がらせを受けるなどの問題が起きている。

以上の理由によって、学校には携帯電話を持って来ないこと。持っていた時には、没収します。

   豆腐(とうふ)に鎹(かすがい)

  「子は鎹」と言えば、夫婦仲が悪くなった時に、子どもが二人のあいだをつなぎ止める役をすることを言います。
「鎹(かすがい)」とは、材木をつなぎ合わせる『コ』の字形のクギのことです。

鎹は、このように二つのものをつなぎ止める強い力のあるものだが、豆腐相手ではどうしょうもありません。
やわらかい豆腐にいくら鎹を打っても、ただボロボロとくずれるだけです。
そこから、いくら意見をしても、反省しているんだかしていないんだかわからないような、手ごたえも効き目もないことを言うようになりました。
「糠(ぬか)に釘」「暖簾(のれん)に腕押し」「土に灸」「馬の耳に念仏」などの同じ意味です。

「うちのバカ息子ったら、いくら勉強をしなさいと口をすっぱくして言っても、“豆腐に鎹”で知らん顔。親の意見なんて、なんとも思わないんだから腹が立つわ」と言われないようにしましょう。

 桃栗三年柿八年

言葉どおりの解釈をすれば、桃と栗の木は植えてから三年、柿は八年たたないと実を結ばないという意味になります。
だが、ここから一歩進んで人間社会全般に思いを寄せたのが、昔の人の偉いところです。
植物も実を結ぶまでに、それくらい時間がかかるものだから、人間も何かを始めたら、成果を上げたり利益が出るまでには相当の年月がかかると言うことの例えとして使ってきました。

「今年開店したばかりで赤字になったからって、もう店をたたむことを考えるのは早すぎるよ。“桃栗三年柿八年”って言うだろう。事業の成果が出るのは時間がかかるものなんだよ」などと言って、せっかちに事の結論を出し急いでいる友人をたしなめ、はげますときに使うといいです。
“桃栗三年柿八年”に続く言葉は知られておりませんが、“柚子(ゆず)は九年で花盛り、梅はすいとて十三年”と続きます。

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