次の英語は、日本のどのようなコトワザと同じだろうか?
[Who keeps company with the wolf will learn howl] (狼と付き合う者は、吠(ほ)えるようになる。)
朱(しゅ)の中に混じっていると、いつの間にか赤く染まるように、人もつきあう友だちに影響され、良くもなるし悪くもなるということで、友人を選ぶことの大切さを言ったものに『朱に交われば赤くなる』というコトワザがあります。
「あんなにいい子だった健太が、あの転校生と付き合うようになってから変わってしまった。タバコは吸うし、髪は染めるし、夜は帰ってこない。“朱に交われば赤くなる”というけれど、あの転校生に感化されてしまったのかしら」などと、親が心配し、悪いことはみんな友だちのせいにする時など、よく引き合いに出されるコトワザです。
だが、このコトワザをもっと積極的にプラス面で考えてみることも必要です。
成功した人の話を聞いてみると、不思議なことに仲間も同時期に成功しています。劇団の同期、高校の同窓生、アーチストのグループなど、一人の傑出した人間が出ることでまわりの人間も感化されて、いっしょに光り輝くようになるようです。
一緒に過ごすことで、朱に交わって赤くなるように、才能も移ってきてくれたら、こんな簡単な成功法はないでしょう。
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