49号  4月6日
 

今日から2学年が始まります。幸いかどうかわかりませんが、人事の異動もなく、君たちの担任として2年3年と持つことになりました。よろしくお願いいたします。

今年の人事異動で、君たちがお世話になった、体育の濱田先生が高陽東高校へ、英語の松本先生が三原東高校へ、機械系の実習を担当してもらった安藤先生が福山工業高校へ、同じく前田先生が兵庫県の先生として転勤されました。

転勤された先生方の離任式は、9日(金)に行なわれます。花束もよし、色紙もよし、涙もよし…… かかわりのあった人は、特に不義理のないようにしましょう。

今年1年間のクラス目標

1.          遅刻・欠席を少なくしよう!(遅刻・欠席する時には、必ず連絡をする)

2.        レポートなど提出物を、期限内に出すようにしよう!

3.        服装・頭髪で注意を受けることのないようにしよう!

8日(木)から授業が始まります。1年間の固定した時間割はまだ出来ていませんが、特別時間割で行なわれます。教科書など忘れないようにしましょう。

なお、本日教科書の販売がありましたが、お金を忘れた人は、明日本郷町の中原書店で必ず購入しておいてください。(グランド東の「本郷仏壇」のそばにあります)

面接対象者

@        面接週間期間中に、遅刻・欠席・早退のあった人

A        製図の宿題を8日までに提出のなかった人

B        制服を着てこなかった人

C        髪の毛を染めている人                      

面接をする人がいないことを希望します。

君たちの専門教科担当者を発表します

プログラム技術・3時間(高橋先生)    ハードウェア技術・2時間(わたし)

文書処理・2時間(わたし)             CAD製図・2時間(高橋先生・斉藤先生)

実習・4時間   プログラミング(高橋先生・吉岡先生)

              アプリケーション(わたし)

              制御(大津賀先生)

              工作(実政先生)                       

 斉藤先生と実政先生が新しく情報技術科に来られた先生です。

  明日は入学式で、休みです。
(生徒会執行部の人は、たいへんだと思いますが、1年生が気持ち良く高校生活に入れるようにがんばってください。

ピカピカの1年生に対して、先輩として親切に教えてあげましょう。

       賢司君のおみやげ (ある本に良い話しがありました。涙が出るようないい話しです。)

   今から二十年ほど昔になりましょう。私が受け持っていた賢司君という子どものことをお話したいのです。

賢司君が五年生のときでした。賢司君のお父さんは時計屋さんをしていましたが、ある日の朝、店先の日さしをなおそうと、お父さんははしごに登ってそれを修理しておられました。ところが運悪く、日さしを支えていた柱が腐っていたので、そこが折れてはしごがはずれてしまい、あっという間にお父さんはまっさかさまにコンクリートの歩道に落ちて、頭を強く打って、そのまま死んでしまわれました。

賢司君の大好きだったお父さんです。賢司君はもちろんのこと、お家の人たちはそれはそれは悲しみました。

賢司君は人なつっこい素直な子でしたので、私の家へわんわん泣きながら、そのことを知らせに来たのです。

急にお父さんを亡くしてしまった賢司君がほんとうにかわいそうでした。その後しばらく賢司君は学校に来ても沈んでいましたが、日がたつにつれてだんだん元気を取り戻してくれました。

  年が明け、賢司君は六年生になりました。楽しみに待っていた修学旅行がやってきました。長野から汽車に乗って諏訪湖までの旅です。いろいろな所を見学して旅館で一泊し、いよいよ明日は一番の楽しみの遊覧船に乗っての諏訪湖一周です。

  子どもたちを乗せた遊覧船は、白旗をけたてて勢いよく湖上を走っています。みんなは湖をわたるさわやかな風をあびながら、歌をうたったり、景色を眺めたりして大はしゃぎです。

そのうちに賢司君は何を思ったのか、急にリュックの中から大きなビニール袋を取り出して、船の行くてに口を広げて両手をかざしています。ビニール袋は、諏訪湖の風をいっぱい受けて膨らみました。賢司君はその袋の口を輪ゴムでしっかりくくりました。

遊覧船を降りても賢司君は、そのかさばる大きな空気袋をリュックにゆわえておき、いかにも得意げに旅行を続けていました。帰りの汽車の中でも、友だちが触ったりすると、「こら!」といって怒りました。とうとう家に帰りつくまで大事に持ちかえったのです。いったい賢司君はその袋をどうしたのでしょうか。あとで賢司君のお母さんが学校へ来られ、涙ながらに、でもうれしそうに私に話してくださったことで、賢司君のしたことがわかったのです。

賢司君は家に帰り着くと、すぐさまお仏壇の前に行き、お父さんの位牌に向けてビニール袋の口を開き「お父さん、諏訪湖の空気だよ、いっぱい吸って!」と言って、お位牌にその空気を吹きかけてやったのだそうです。

私も、お母さんからその話しを聞いたとたん、胸がつまってしまいました。親思いの賢司君が持ちかえった修学旅行のおみやげ、何とすばらしいものでしょうか。お金をいくら出して買ったおみやげでも、この賢司君の心のこもったおみやげに到底及ばないでしょう。

賢司君はやんちゃ坊主でもありましたが、明るくさっぱりしていて、元気な子でした。そしてこんなやさしい心を持った子でもあったのです。

今はりっぱな青年になり、人からも信頼されています。

50号  4月8日

昨日はピカピカの1年生の入学式がありました。

今日は授業がありませんでしたが、明日から正規の授業が始まります。
まだ教科書を購入していない人は、今日中に中原書店に行き買っておいてください。

明日の授業時間割はすでに発表しましたが、再度書いておきます。

        1時間目  文書処理(私が教えます。教科書・ノート・筆記道具を持参)

        2時間目  家庭一般(昨年使用した教科書・ノート・筆記道具を持参)

        3時間目  ハードウェア(私が教えます。教科書・ノート・筆記道具)

        4時間目  プログラミング技術(昨年使用した教科書・ノート・筆記道具)

        5時間目  離退任式

        6時間目    

守ってもらいたいこと

@        教室のロッカーの上に、物を置かないようにして下さい。

A        実習の時、ノリやホッチキスを借りに来る人がいます。ひどい人は、「筆記道具を貸して欲しい」と言って来る人がいます。
    穴をあけるパンチ(教室に設置)は貸しますが、その他の物は準備室に来てもどの先生も貸しません。自分で準備して下さい。

B        実習の時、実習服を忘れた人は取りに帰ってもらいます。実習服を着ないで実習を受けることは認めません。

C        今年度も教室の施錠をキチンとやるようにしましょう。施錠は、週番の人が責任を持ってやって下さい。
    遅れてきた人が、カギを借りに来て、教室の施錠を忘れたケースが昨年度ありました。
    盗難防止のためにも、施錠をお願いします。終礼後は、私が教室の施錠をします。

D        授業の時、決められた座席を変わらないようにして下さい。1時間1時間の授業を集中して受ける習慣を身に付けて下さい。

E        ゴミ箱が二つあります。『燃えるゴミ』と『燃えないゴミ(缶など)』に分けています。
    昨年度は、何回も『燃えないゴミ』の中にプリントやペットボトルが入っており困りました。
    一人一人が協力してくれれば、出来ることですのでお願いします。

F        配られたプリントは、ノートに貼り付けるなり、ファイルに綴じるようにして下さい。
    教室に散乱しているプリントは今後すべてゴミ箱に入れます。

G        体育館シューズ(運動靴)の下駄箱が今回ありません。各自シューズを入れる袋を準備して、机の横のフックに掛けておいて下さい。

資格試験の案内

入学以来、何度の話していますが、これからの世の中はどれだけの資格を持っているか?が問われる時代です。本校では、普通科の生徒では取ることができないいろいろな資格試験を取ることができます。専門学校は、この資格取得を目的に勉強するところですが、高校時代に取っておけば専門学校ではより上の級へ挑戦することが出来ます。専門学校としてもそのような生徒を望んでいます。残り2年間で取れる資格試験に出来るだけ挑戦してみて下さい。

危険物取扱者試験

危険物取扱者試験の願書受付が、4月20日までとなっています。願書はわたしの所にあります。試験日は、6月13日(日)です。(受験料 丙種2,700円 乙種 3,400円 写真2枚(縦3p×横2.4cm) 郵送料100円が必要です)

英語検定

英検は自分の英語の力を試してみる絶好の機会です。是非この機会を利用してみて下さい。

試験日          5月19日(土)     13時より

受験料          準2級   3000円

                     3級   2000円

                     4級   1000円

   他山の石(目上の人をさして使うとどうなるか?)

 「僕たちも先輩方の業績を“他山の石”としてがんばりたいと思います」などと、新入生歓迎のあいさつでもしようものなら、あなたは生涯、その先輩方から憎まれることになります。その先輩が短気な人なら、一発や二発殴られてもなんの文句も言えないかもしれません。

中国の古典『詩経』には、こう書かれています。

 「他山の石、以って錯とすべし…他山の石、以って玉を磨くべし」

他の山からとれるつまらない石でも、玉(宝石)を磨くための石として役に立つ、玉はそれで光り輝くことができるという意味。
つまり、どんなにつまらない人間の言動であっても、自分を磨く参考として役に立つと言うこと。

「先輩方のつまらない業績でも、まあ、優秀な僕たちの勉強材料くらいにはなりますよ」と大胆にも言ってしまったことになる。
ケンカを売られたと思われてもしかたのない失言だろう。
開き直ってケンカを買うか、さもなければ「日本語の使い方も知らずに失礼なことを言ってスミマセン」とあやまるか、どちからしか取る道はないのです。

 国語の勉強の必要性がわかりましたか?

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