37号 1月7日

明けましておめとうございます。新年を気持ち良く迎えましたか。
わたしは、「今年の7月にはオジイちゃんになるんよ」という娘からのたよりで、うれしい1年の出発をしました。


 さて、1月は「むつき」と言います。これは、正月に親族が集まって楽しく遊ぶ、つまり「むつみあう」という意味から来たと言われています。

 年末にTVで「赤穂浪士の討ち入り」を見ました。

その中で、笹売りに身を変えた播州赤穂の浪人「大高源吾」は、両国橋の上で師と仰ぐ「宝井(榎本)其角」(宝井其角は、その時代の有名な歌人)と出会う。

大高は浪士の中にあって、茶・歌の道にすぐれた風流人として評価されていたようです。

彼は橋の上で師、其角の『年の瀬や 水の流れと 人の身は』という前の句に、即興で『明日をまたるる その宝船』と続け、討ち入りの心境をおりこんだと言われています。

時は元禄15年12月14日、決行の当日でした。万感のこもった1句だと思いませんか。

君たちの『宝船』は、なんだろう?ところで、今年のNHK大河ドラマは、「赤穂浪士」なので、楽しみにしています。


 1月は「いぬる」・2月「逃げる」・3月「去る」と言われ、月日が早く経過する三ヶ月です。

今日から始まった3学期は、考査が1回しかありません。この時の成績が学年末の5段階評価に大きく影響します。

そのためには、毎日の1時間1時間の授業を大切にして下さい。

また、1月16日(土)にある「情報技術検定試験」や2月に受験する「ワープロ検定」むけて、合格を目指してがんばりましょう。


  情報技術検定(2級)試験への取り組み!

 明日から授業が行なわれますが、5分短縮の45分の6時間授業です。2時半に授業は終了しますが、その後3時までの30分を「情報技術検定」の勉強をします。その後、いつもどおりに掃除・終礼を行ないます。

 なお、その後希望者対象の「講習会」を行ないますので、出来るだけ参加するようにして下さい。


 ☆  1月11日(月)に、頭髪・服装検査を行ないます。


 ☆ 3学期の席替えを、13日(水)のLHRで行ないます。

   後ろの席では黒板の字が見えなかったり、先生の声が聞こえ難い人は、事前に私まで言いに来て下さい。
 
☆ 明日から厳しい寒波が来るそうです。遅刻しないように

  1月の行事予定表

1月 

7日

始業式・大掃除 ・ 七草

8日

     45分授業・2時半〜3時(情報技術検定試験補習授業)

9日

休み

10日

休み

11日

    〃 ・ 服装、頭髪検査

12日

   

13日

    〃 ・ 生徒会役員選挙 ・ 席替え

14日

   

15日

成人の日

16日

情報技術検定試験

17日

プログラム発表大会(船木文化会館)12時〜

18日

19日

3年生課題研究発表会(1・2限授業、その後本郷中央公民館で見学)

20日

大寒

21日

22日

23日

キータッチ2000の試験

24日

25日

    3年生卒業試験

26日

27日

 

28日

29日

30日

31日

チーム駅伝(びんご運動公園)

 7と8

 7と8は、ひとつ違いですが、その間には大きな違いがあります。

 理由は、7の方は「なくて七癖」「七たびたずねて、人をうたがえ」「春の七草」など、いくつかの、『数えられる程度の数』を言います。
 
 8の方は、「大江戸八百八町」「うそ八百」「八方美人」などのように『数えられぬほどの』とか『あらゆる』と言う場合に使います。

 ここまで聞くと、なるほど!と思うでしょう。しかし、何事にも例外があります。「岡目八目」は?「親の七光り」は?


38号 1月17日

強い寒気が流れ込んで、この冬一番の冷え込みが続いています。
スキー場は喜んでいますが、朝起きたり登校する時に寒くて大変ですが、がんばりましょう。

 私が若かりし時には、毎年雪が2〜30センチは積もっていたと思いますが、地球温暖化の影響でしょうか最近はあまり積もった雪を見なくなりました。
君たちの中に、雪合戦を経験した人がいないのではないですか。


 さて最近の出来事で、携帯電話の伝言ダイヤルを利用した女性たちが薬物を飲まされて気を失い、放置されて凍死するなどの事件が相次いでありました。
異性間の交際や会話の機会を提供する伝言ダイヤルやテレホンクラブなどの普及が、中高校生などがからむ犯罪として、毎年1千人をこえています。

例1  北海道で女生徒が、テレホンクラブで知り合った男性から覚せい剤をもらって、薬物がやめられなくなり逮捕された事件。

例2  女子高校生がやはりテレクラで知り合った無職の男性にホテルに連れ込まれ、「オレはやくざだ。援助(交際)狩をやっている」などと脅かされ、ワイセツな行為をされたうえ、その様子を撮影され、裏ビデオ販売業者に流された事件などがある。

 「伝言ダイヤル事件」で不思議に思うのは、被害者たちが何故やすやすと、面識の浅い男の勧めるままに薬を飲んだのか?という点です。
容疑者は「肌が美しくなる薬だ」と言って飲ませた、と言っています。よほど口がうまい人物なのだろうか。そうかもしれないが、それだけではない。
「薬や薬物」が介入する事件が最近多くあります。
たとえば、「やせ薬」と称してクレゾールが送りつけられ、飲んだ少年が入院した昨夏の東京での事件など。

 「薬」と「毒」は紙一重であることを覚えておいて下さい。

第4回 広島県工業高校プログラム発表会の案内

 この発表会は、県内の工業高校生が精根こめて制作した18作品(プログラム)を一堂に集めて、生徒による実演・発表をいたします。

本郷工業高校の生徒も発表します。ぜひとも見学に来て下さい。


 1.       1999年1月17日(日)

 2.        本郷町船木文化会館 (サンウィング船木) 船木小学校のそば

 3.        情報技術基礎特別委員会(事務局を本校が担当しています)

 4.        広島県教育委員会・本郷町教育委員会

 5.          9時30分 〜     発表準備およびリハーサル
                    12時 〜            一般公開(デモンストレーション
                    13時 〜            開会行事
                    13時20分 〜     プログラム発表大会
                    16時 〜            講評および閉会行事

情報技術科3年生・課題研究発表会のお知らせ!

 3年生は、1週間に1回(3時間)の課題研究の時間があります。
 この時間は、自分でテーマを見つけて、1年かけて制作・研究します。(大学の卒業論文に相当します)

 1月19日(火) 11時から本郷の中央公民館で行ないます。時間があれば是非見学に来て下さい。
 発表テーマは、ロボットの製作・ワープロ・自動製図・プログラム作成・画像処理・七宝焼きの6テーマです。
 1・2年生は全員見学します。

当日は必ず昼食を準備して下さい。

   あなたは、多数意見にさからえない。                                       この線を見せる。

  アッシュの「三本の直線」を使った実験があります。

 実験は9人に対して行なわれるが、本当の被験者は1人だけで、あとの8人はサクラである。  
まず、一本の直線を全員に見せ、そ
のあと「さきほどと同じ長さのものはどれですか?」と三本の直
を見せて選ばせます。 

  8人のサクラは全員「それは@です」と、わざとまちがった回答をします。すると、最後に残った被験者は、自分では「彼らの答えはまちがっている」と思いながらも結局、他の8人と同じ回答をしてしまうそうです。
これを[同調行為]といいます。

  このように明らかな「まちがい」でも、同調行為はおこるわけだから、正解がない問題、たとえばグループの方針について話し合うなどといった場合では、知らず知らずのうちに周囲に左右されるということがあります。

  デパートなどのバーゲンセールで、商品を客が奪い合うという場面を見ることがある。「ふだん高い値で売られているものが、いつもより安く売られるのだ」と思い込みがち  であるが、実際には別の商品だということはよくある。だから質の点からいうと、決して安くない場合もある。でも、周囲の勢いに押 され、ろくに吟味もせずに、それほど必要でないものを思わず買ってしまう。「早く買わないとおくれをとる。」「たくさんの人が集まるのだから、それだけの価値があるはずである。」という思い込みが、「こんなに安いのはなぜか?」という疑いの気持ちを打ち消してしまう。正常な判断力を失ってしまうのだ。

 私たちは「常に自分の意見で主体的に行動している。」と思うことがある。しかし、実はテレビや雑誌から流される『世論』や『友人の意見』などに左右され、自分の意志ができあがっている場合も多い。

  日本人は欧米人に比べ、同調行為は多いと思う。このことが、日本と欧米の民主主義の発展度の違いにもあらわれていると思う。

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