君たちは情報技術科でコンピュータの勉強をしていますが、コンピュータは「人間が教え込んだ以上のことはしないし、出来ない」のです。
計算したり、整理を行なう道具にすぎません。 コンピュータで動かされているロボットも同じです。
世の中には、お茶汲みを嫌う人がいますが、お茶を出す行為はロボットにも出来ます。
しかし、その日の暑さ、相手の好みの温度を顔色や動作などからすばやく察知し、飲みごろのお茶を出す。
さらにはニッコリ笑って時候のアイサツのひとつもするのが、人間の能力であり、仕事なのです。
それを上司からの命令だからと、ただお茶さえ出しておけば良いとばかり、飲めない程の熱いお茶を出すくらいならロボットにやらせれば良いのです。
コンピュータには、考えたり・発明したり・創造する能力はありません。NECの社長は『ひらめきこそ人間だ』と言っています。
会社のために、新しい事業を考えたり、仕事の能率を上げる方法を探したり、そう言う知恵を出すことがINS(高度情報通信システム
Infomation Network System)社会にこれから飛び出る君たちには必要なのです。
大企業ならば、社員一人に定年までに払う給料は3億円を超すそうです。コンピュータなら、口答えはしないし怠けることもしません。
企業は、コンピュータ程度しか働かない社員ならば雇わなくても良いわけです。
コンピュータに負けない様にしましょう。そのためには、まずコンピュータのことを知ることです。
結論を言えば、1月にある情報技術検定に向けて、勉強しましょう!。
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