35号 12月21日

 今学期も明日の終業式だけとなりました。三者懇で成績表を渡しますが、がんばった人・なまけた人、いろいろおります。
全体的に言えば、卒業後の自分の進路を考えれば、もっと勉強しなければいけません。
「苦あれば楽あり」

 さて、今年も終わり、新たな年「1999年」を迎えます。今年1年いろいろとお世話になった人(先生・友達)に年賀状を出しましょう。
出す出さないは君たちにまかせますが、教科の先生の住所を書いておきます。


三者懇について

  以前にお知らせいたしましたが、次のような日程で行ないます。場所は、職員室を予定していますので、よろしくお願いいたします。
なお、24日および25日は、廊下などの壁塗りをいたしますので、場所の変更があるかもしれません。その時には、玄関のところに場所を書いた紙を貼っておきます。

  登校の際は、必ず制服で来ること!

 君たちは情報技術科でコンピュータの勉強をしていますが、コンピュータは「人間が教え込んだ以上のことはしないし、出来ない」のです。
計算したり、整理を行なう道具にすぎません。 コンピュータで動かされているロボットも同じです。

  世の中には、お茶汲みを嫌う人がいますが、お茶を出す行為はロボットにも出来ます。
しかし、その日の暑さ、相手の好みの温度を顔色や動作などからすばやく察知し、飲みごろのお茶を出す。
さらにはニッコリ笑って時候のアイサツのひとつもするのが、人間の能力であり、仕事なのです。

 それを上司からの命令だからと、ただお茶さえ出しておけば良いとばかり、飲めない程の熱いお茶を出すくらいならロボットにやらせれば良いのです。

 コンピュータには、考えたり・発明したり・創造する能力はありません。NECの社長は『ひらめきこそ人間だ』と言っています。
会社のために、新しい事業を考えたり、仕事の能率を上げる方法を探したり、そう言う知恵を出すことがINS(高度情報通信システム Infomation Network System)社会にこれから飛び出る君たちには必要なのです。

 大企業ならば、社員一人に定年までに払う給料は3億円を超すそうです。コンピュータなら、口答えはしないし怠けることもしません。
企業は、コンピュータ程度しか働かない社員ならば雇わなくても良いわけです。
コンピュータに負けない様にしましょう。そのためには、まずコンピュータのことを知ることです。
 結論を言えば、1月にある情報技術検定に向けて、勉強しましょう!。


36号 12月末

寒い中、三者懇においでいただきありがとうございます。私にとってはながい二学期でしたが、なんとか終了いたしました。
スポーツ大会・学園祭などの行事は、クラスのみんなの協力で無事すみましたが、学校全体が揺れ動いた四ヶ月でした。
良いことでTVや新聞に報道されるのなら嬉しいことですが、残念ながら逆の内容であり、多くの生徒や保護者の皆様にご迷惑をかけたことと思います。


 担任として、困ったこと(情けなかったこと)は、

 ☆ 朝のホームルーム(8時半から10分間)に全員がそろわないこと

 ☆ いくら注意しても、制服を着てこない生徒がいること

 ☆ 伝達したことが、個々の生徒に伝わらないこと 
    (「昨日の終礼でも言ったのだが、今日の時間割は、1時間目○○ 2時間目××・・」とクラスに伝達する。
     ところが、5分もしない内に 「先生!1時間目はなんねー」  これには、がっくりきました。)

 ☆ 学校は勉強をするところであるが、遊ぶところであると勘違いしている生徒が多いこと

 情報技術科一年生の子どもたちも高校生活にも慣れ、ある人は横着をおぼえ、ある人は友だち関係に悩み、ある人は将来の目標に向かってがんばっていたり、とさまざまですが、担任としては一人一人が充実した毎日を送ってくれればと念願しています。

 さて、残念なことですが、本校生徒による暴力事件がマスコミに取り上げられ、わたしたち教職員の努力不足を反省するとともに、皆様方にいろいろな面でご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
今回の事件を通して、同じようなことが再発しないように現在全力を挙げて取り組んでおります。


 最近の子どもは、基本的生活習慣が身についていないように思います。
今回の件も、授業中に勝手に校外に出たり、「ムカつく」「キレる」という感覚的な理由が、すぐに暴力行為につなっがたり、お金を平気で友だちから借りたりしています。


 子どもたちの生活指導は、ご家庭の協力が必要です。
これまでの経験で、お父さんお母さん方と話をする中で次のような意見が一部から出てきました。
今のクラスではありませんが、お互いに考えてみたいと思います。


☆    暴言

※     先生に多少反抗するぐらいでないと………

◎     自分を成長させようとすれば、素直に学ぶ姿勢がなくては……と思うのですが?


☆    暴力

※     子どものけんかに親が口出ししなくても……

◎     人を平気で傷つける場合もあり、単なるケンカでない暴力もあります。


☆    無免許運転

※     ちょっとバイクに乗ったことを大きな問題にするのは……

◎     人にケガをさせ、家族ともども困り果てている例を知っておられるのですか?


☆    喫煙・飲酒

※     好奇心からちょっとだけ、という程度なら…… わしも若い時には……

◎     間違った行為は、間違っているとはっきり言える親でないと、子どもは不幸になると思います。

 「これくらいのこと……」という気持ちが、親や教師にあっては、子どもを変えることは出来ません。
どんなささいなことでも、悪いことは悪いこととして、毅然とした態度で対処することが大切だと思うのですが……

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