31号 11月18日

学園祭(紫紺祭)・クラス発表で、「努力賞」と「出席率が良かったで賞」を獲得!

  13・14日の2日間にわたり、紫紺祭が行なわれクラス発表で、「努力賞」と「出席率が良かったで賞」の2つの賞を獲得しました。本当に努力したかどうかは疑問ですが、全員が舞台にあがり、元気よく歌ったのは良かったと思います。(来年は劇をやりませんか?)

バザーも心配していた「チョコバナナ」も上手に作ることが出来ました。「焼そばが300円は高い」「チョコバナナ200円は、高過ぎる」「売れ残ったらどうするン?」などなど…… 心配してくれる人が多くいましたが、焼そばもチョコバナナも完売しました。

ポスターを作ってくれた人・チケットを積極的に売ってくれた人・当日焼そばやチョコバナナを作ってくれた人・準備や後片付けをしてくれた人・その他いろいろとご苦労様でした。ほぼ全員が、がんばってくれたことを嬉しく思います。


なお、バザーの材料として「キャベツ」「天かす」の寄贈や「そば」や「肉」を安くわけていただき、厚くお礼申し上げます。
収益金の使い道をどうするか、みんなで考えましょう。「チボリ公園に行こう」と言う意見もありますが……


収入
        生徒会より       8,000円        チケット売上      19,400円        当日売上金      13,900円        買戻し              856円   

  
合計    42,156円

支出
        ソバ(80食)      2,000円        豚肉(3kg)      2,835円        バナナ・ソース・油など  7,247円        焼ソバセット      1,000円
        画用紙など      1,595円        ソバ(20食)など  1,047円        チョコ・コショウなど    1,028円        ガス代                ?円      

 合計
    16,752円 ガス代

        差し引き収益         25,404円 ガス代

    今週の土曜日に、「情報技術検定試験」が行なわれます。全員合格をめざしてがんばりましょう!

    今日の放課後、前回授業で行なった試験に合格していない人は、追試を行ないます。
     必ず残ってテストを受けるように。(出来た人から帰ってもよろしい)

期末考査が近づいてきています。レポートやノートの整理をしておきなさい。

  朝日新聞では、「学校」の現状を特集で毎日載せています。その中から

 授業中ふざけているのを注意したら、机をけり倒してまっすぐ家に帰った。

 「消しゴムを忘れた。買ってきてええ?」と言い出し、「いま授業中やろ」とたしなめたら逃げた。

 「のど乾いた」「トイレ行かせて」と毎時間2、3人必ず言い出す。

 テスト中に「わからん」「むかつく」と机をたたいて叫び出す。

 ちょっと注意しただけで、「うるせえな」「ぼけ」「くそばばあ」という暴言が返ってくる。

 これは高校の話ではありません。小学校の出来事です。

 「学級崩壊」の現象が全国の小学校に広がっており、担任教師に対する反抗や、私語、立ち歩きなどで授業が成り立たない、学級活動もままならないとのこと。

 このままで日本はどうなるのか?

 君達の子どもの教育は大丈夫なのかな?

 戦後、君達の親は、「子どもには、不自由させない」と、一生懸命に働いてきました。

 子どものわがままを許してきました。その、ツケがきたのではないかと思います。

 中国・韓国・台湾などの若者は、自分の将来・自分の国のため、よく勉強しています。

 その結果、繊維・造船など日本がリードしていた産業が負け、今や自動車・コンピュータなども逆転されようとしています。

 そんなことは自分には関係ない!と思うかもしれませんが、君達の子どもには、かならず影響があります。

 是非とも、今の世の中の動きに注意して下さい。そして、今やるべきことは、社会人としての常識を身につけることです。

不思議な箱

 ここに、不思議な箱があります。この箱に何か一つ入れた後に、みんなにそれを分けたい。
最初に入れた物は、たった一つだったのに、その箱から何度同じ物を取り出しても、箱の中身はなくならない。
そんなことが、ありうるだろうか?…


 不思議な気がしますが、手品でなく、私たちの身近にあります。…
答えは、私たちの頭脳です。覚えたことを友だちに話したり、教えたりしても頭から消えることはなく、逆にますます頭の中に定着してゆきます。
私たちは、すばらしいものを持っているのです。


32号  11月25日

  過去最高の合格率を達成!

 21日(土)に、“計算技術検定試験”が行なわれました。この試験は、全国の工業高校でこの日に一斉に行なわれました。
6月には4級を受験しましたが、今回は3級に挑戦してもらいました。
その結果、34名の受験者のうち31名が3級に合格しました。(合格率は、91.2%)
この成績は、過去最高であり、すばらしい結果です。
「クラスの半分が合格してくれれば、いいがなー」「実務計算で、落ちる生徒が多いのでは?」など、心配しましたが、みんなのがんばりで、すばらしい結果となりました。
これこそ「I Can」の精神であり、一人一人自信を持ってもらいたいと思います。

 今度は、1月にある「情報技術検定」です。一挙に2級を受験しますので、がんばりましょう。
「やれば、できるのだ!。」「やる前に、だめだと思うな!。」


来週月曜日に、2学期・期末考査の時間割が発表されます。
日ごろの勉強不足をしっかりと補いましょう。せめて試験には、しっかりと勉強しなさい。これまた、「やる前に、だめだと思うな!。」


 12月1日(火)には、服装・頭髪検査を行ないます。
最近、授業中にもかかわらず、コートを着ていたり、マフラーを付けていたりする人がいます。
「なんで、いけんの?」「寒いんだからいいじゃないー」 ……・ なんと答えたら良いのかとまどいますが、教室は勉強するところです。マフラーは取って下さい。
コートは着ないで下さい。ピアスは必要ありません。マニキュアもいりません。まだまだありますが、この辺で……


「先生 これ」 「何か?」 「これ、紙」 「何の紙か?」 「入学願書」 「それがどうしたん?」 「推薦書がいる」 「締め切りはいつなんだ?」 「しらん」

この間、職員室での3年生と担任の会話です。
こんな時、差し出された書類は、たいがい封筒に入ったままであり、担任が受け取った封筒から願書を出し、推薦文を書く用紙を探さなくてはならない。

今、ほんとうに基本的な会話だ成り立たなくなっている。
社会に出たらどうなるのだろうか?
友だちと雑談をかわす言葉と公的な場での言葉(たとえば期限を遅れてレポートを提出したり、事務に学割の手続きをする時など)は、違うのだと思う。
普通の社会人としての会話ができないことは、困ったことです。
卒業生が「先生、電話のかけ方、受け方を教えておいたほうがいいですよ。」と言います。
「電話が鳴るとドッキとする。」んだそうです。これは、年上の人に対する言葉遣いができない(知らない)からです。

このことを「デスマスク」と言います。「Death mask」ではありません。

「です・ます・苦」です。「…・・です」「……ます」がうまく使えない。……なんとさびしいことではありませんか。

(「Death mask」とは、死んだ人の顔を、石こうで写し取ったものです。ベートーベンのDeath maskが有名です。)

  最近ある人から良い話を聞きました。

  その人が、子どもさんと(姉のA子さん弟のB男君)と家でケーキを食べた時、「A子、おまえがもし、どこかでケーキを一つもらった時、B男にわけてやるべきだと思うが、それはどうしてだと思うか?」と問われました。

 A子さんは、「それはB男が、かわいそうだからよ」…父親が「それじゃB男だったら、どう思うか」

 「僕はお姉さんにあげていたら、今度お姉さんがもらったときにもらえるからだよ」……この時の父親の答えがすばらしい…・

 「どちらも間違っていると思うよ。A子の考え方だと、ちょうどケンカをしていて、にくたらしいと思っていたらどうなる。

 また、相手が他人だったらどうなる?また、B男の考えだと、見返りをあてにしての考えだね。

 そんなことは期待してはいけないんだよ。本当は、こうじゃないかな。お父さんはこう思うよ。

 つまり、『二人で食べたほうがおいしいんだよ』また、そう思えるような人間にならんといけんのだよ。なろうとしなければ、いけんのだよ。」……

  私はこのお父さんの話を聞いて、幼い日のことを思い出しました。

 それは、近所の人から小さな「ようかん」を一つもらい、私はそれをにぎって、家まで帰り、幼心に「これを家の中にもって入れば、兄に見つかるだろう。そして、半分くれと言うに違いない」と思い、庭の隅で一人で食べたことです。

 なぜかこのことを、鮮明に覚えています。

 庭のどこで、どんな格好をして食べたかも……そして、兄の顔を頭にうかべながら食べたことを……

 十個のケーキを五個ずつ分けて食べるよりも、一個のケーキを二人で分けて食べるほうが「おいしい」と思える人になることは、むつかしいですね。

トップページに戻る  次に進む

inserted by FC2 system