15号    7月8日

四国や山口県が梅雨明け宣言をしたにもかかわらず、広島県はまだ宣言していませんが、完全に梅雨は明けたのではない思われる、毎日暑い日が続いています。一学期の期末考査も昨日で終わりました。

今日から午前中の授業となります。
 期末考査の成績の悪かった人や、欠席して実習や製図などの教科を受けていない人に、補習や追認テストなどをおこないます。
 連絡を受けた人は、必ず残って勉強してください。


 レポートやノートの提出、作品の提出がまだの人は、この時間を利用して必ず出すようにして下さい。
 実習は、一つでもレポートが出ていなければ、不認定(赤点)となります。



     高校野球・夏の大会が17日から開始されます。わたしは高野連の役員をしている関係で、17日から学校におりませんが、谷先生に頼んでいますので、何かあったら副担任に連絡してください。

  ☆    本校野球部は、7月21日 9時から広島市民球場で、瀬戸内高校と修道高校の勝者と対戦します。佐々木君・森岡君が出場しますので、応援をお願いします。

     三者懇の希望調査の用紙を本日渡しました。締め切り期日を守って、提出してください。

     まだまだ暑い日が続きますが、遅刻や欠席のないように努力してください。もしも、遅刻や欠席をする時には、8時30分までに学校(0848‐86‐××××)まで、電話をお願いいたします。7時40分までなら、自宅(0848‐86‐××××)にお願いいたします。なお、生徒本人が電話をすることがないようにしてください。生徒本人が電話した時や早退をした時には、確認の電話をさせていただきます。


    「心の豊かさ」について一言

 厳しく注意するとバブテル、真面目なことは茶化ス、真剣な眼差しはハグラカス、「皆でやろうよ!」と言えば、「好きな者だけがやれば」と言う。
 すぐ「すごい!」と言うが、感動することは少ない。質問すれば「知りません」「わかりません」と考えようともせず答える。
「ばれなければ、なにをやってもよい」と勝手に思っている。強く注意すると「人のせいにする」、「私だけじゃない」と言う。

さらに「これがいけないと言う法律があるか」と開き直って「怒って居直る」
「誠実」とか「真理」とかを口にするのが、」時としてむなしくなる時があります。
 (教えるとは、「希望」を語ること。学ぶとは、「誠実」を胸に刻むこと。ルイ・アラゴン)

 戦後目覚しい復興をとげた日本は、「経済大国」と言われるまでに成長し、物質的な豊かさは、保護者の皆さんの青春時代の数倍、十数倍でしょう。しかし、私たちの心の豊かさ・精神的な幸福感が数倍十数倍になったでしょうか。
 身なりを飾り、朝シャンには気を使うけど、廊下にガムを吐き捨てることは平気、言葉づかい・礼儀はデタラメ、ペットの猫や犬は大切にするが、身近なイジメや他人の悪口は平気、他人に何かされたら大声で叫ぶくせに、集団の中の自分という意識は低い。自分のことしか考えないワガママが大手を振ってまかり通る。
 しかし、世の中とはこんなものと、割り切って良いのでしょうか。問題の多い現代を懸命に生きていってもらいたい。本郷工業高校の3年間で、本当の「豊かさ」とは何かを追い求めてもらいたい。そのような生き方をめざす時、はじめて「おかげさまで」「ありがとう」「かけがえがない」「金には換えられない」などと言う言葉が本当に身近になってくると思います。
 金八先生(武田哲也)によると、「優秀」の「優」とは、「人」を「憂うる」と書くのだそうです。他人を思いやる、人の立場になって考えることができる、そして、そのことに「秀でている」人を「優秀な人」と言うのだそうです。
 本校の校訓は、「自他尊重」です。この精神で高校生活を送って下さい。


16号   夏休み号

暑中お見舞い申し上げます。

 暑い日が続いておりますが、元気でがんばっていることと思います。健康管理を含め、生活のリズムをこわさぬよう十分注意し、始業式に元気な姿を見せて下さい。(夜ふかし、朝寝坊は禁物です。)

諸連絡


     夏休み明けに課題テストがあります。宿題として渡されているプリントを、しっかりと勉強しておいて下さい。
     2学期の行事予定は、別紙プリントを見て下さい。
 
   9月1日(火)  始業式(8時半までに登校すること)
        2日(水)  国語・工業数理のテスト
        3日(木)  化学・数学のテスト
        4日(金)  英語・プログラム技術のテスト
 
 ☆  電気基礎のテストはありませんが、課題が出ています。(9月1日に集めます。
     5日からの授業は、6時間ありますので、昼食の準備をお願いいたします。
     夏休み中の注意事項は、生活指導係から出ていますプリントを良く読んで下さい。特に、無断アルバイト・午後9時以降の外出・バイクの免許取得は禁止です。
     親に無断で外泊をしない。
     1学期に赤点があった教科は、なぜ赤点がついたのか考えて下さい。

 レポートが未提出の人は、夏休み中にレポートを完成させてください。
 ノート・課題などの未提出の人も、休み中に提出しておくこと。
 成績不振での赤点の人は、休み中に教科担任の先生と相談し、学力の補充をしておくように。

     登校する時には、必ず制服を着用すること。
     ワープロの練習などでパソコンを使用したい時には、学校に電話して下さい。
 
 情報技術科の先生がおられるときには、実習室を開けます。

 ある勉強法

 ある雑誌社の美人記者が「夏休みの勉強法」について教えて欲しいと、有名な大学の先生に尋ねました。
その先生は 「勉強とマスタベーションは同じなんですよ」  「どうしてですか」  「第1に、人に言われてするものではない」
「第2に、これをしたからといって別段エラクなるわけではない」
「第3に、したいやつがするのである」
「第4に、1人でするものだ」 
「第5に、誰にでも出来る」
「第6に、いつでも、どこでもできる」  
「第7に、はだかでできる」
「第8に……」   「もう、やめてください」と美人記者


 「いやいや、第8に人にやってもらうものではなく、自分でするものである」………

 
 私の好きな映画の中に「フーテンの寅さん」がありますが、それは寅さん(すでに亡くなられた渥美清さん)を囲む、柴又のだんご屋“とらや”の人々のやさしさ、暖かさ、人の好さがたまらなく好きです。


 その中に,寅さんの妹「さくら」の息子『みつお』が中学校から帰ってきて,ひどくしょげている場面があります。『みつお』の父親『ひろし』が問います。場所は, “とらや”の居間。

 ひろし「学校で何かあったのか?」

 みつお「お父さんは中学校の頃,どんな職業につきたいと考えていた?」

 ひろし「お父さんは弁護士になりたいとおもっていたけど、高校に入ってから成績が伸びず,その次にテストドライバーとか,カーショップのオーナーだとか、カッコいいことばかり考えて,結局は職業を転々として,今の印刷の仕事をするようになったんだよ。でも、どうしてそんなこと聞くにのか?」

 みつお「今日HRの時間、先生に将来何になりたいのか?と聞かれたから,音楽家になりたいと、言ったんだ。すると先生、バカにしたみたいに笑って、夢みたいなことを考えずに、もっと足もとを見ろって言うんだ。」

 さくら「足もとって?」

 みつお「もっと勉強しろって、いうことだよ」

 さくら「夢じゃないわ。ちっともおかしくないわ。我が家に1人くらい音楽家がいたって、いいじゃない、いいわね--」

 ひろし「でも、みつおは本当に音楽家になりたいのか。もしかして、苦手な理科や数学から逃げ出そうとしているのではないのか。勉強せずにすまそうとする、逃げじゃないのか?違うか」

 とらやのおじいさん「いいじゃないか。好きなことをやらせておけば。」

 おばあさん「そうだよ。個性的に育てなきゃね」

 ひろし「好きなことをやってりゃ個性的って、いうわけじゃないですよ。きらいなことにも、一生懸命取り組んで悩んだり、苦しんだりしながら、子ども自身が個性を作り上げていくことなんですよ。だいじなことは、その過程をどのくらい見守ってやれるかと言うことなんですよ。個性的っていう言葉をそんなに簡単に使わんで下さいよ。誰だってそうやって、育ってきたんですよ。」

 おばあさん「寅さんもかい?」

 じいさん「ありゃ特別だよ。ありゃ、デ・タ・ラ・メだよ」


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