農業の発展につれて階級が分化し支配者が出現すると、巨大な古墳が築かれるようになる。
豊田郡本郷町にある鍛冶屋四号墳は、沼田川流域で最古の古墳(五世紀初頭) といわれるものである。
全長21メートル、高さ三メー トルの前方後円墳で、中国三国時代の画文帯神獣鏡一面と硬玉製の勾玉二点が出土している。
この鏡は舶載鏡で、中国の南朝の系統いわれている。被葬者が呪術的な神器としていたものだろう。
この古墳がつくられた頃は、大和政権が成立し、倭の五王(仁徳・反正・允恭・安康・雄略)が中国の南朝に痛貢していた時期にあたる。
やがて大和政権が朝鮮半島への経略を進めるなかで、大陸からは技術者が移住し、多くの文化が流入した。
後期古墳の横穴式古墳もその一つである。




















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     メル友のぷー太に作っていただきました。

  


 

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